【 1. 京成千原線 】 駅にお出かけのページに戻る
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千葉市の中心部から市原市のちはら台団地までを結ぶのが京成千原線です。元々は市原市にある小湊鉄道の海士有木(あまりき)駅までを結ぶ計画でしたが、利用客が見込めないため計画自体が凍結状態のままになっています。開業当初は京成電鉄や地方自治体が出資して設立した「千葉急行電鉄」(第3セクター)が運営していましたが、バブル崩壊や利用客の増加に恵まれず経営不振に陥り、結果として京成電鉄に運営が譲渡されました。
(細かく書くと、平成4年(1992年)4月、京成千葉線と直通する形で千葉中央~大森台駅間が「千葉急行線」の名で暫定開業。3年後の平成7年(1995年)4月、大森台~ちはら台駅間が延伸開業。その後延伸されることもなく平成10年(1998年)10月に京成電鉄へ譲渡、路線名も「千原線」へ変更される。)
現在千原線は全線で単線のまま運行されていますが、路線自体は複線で運行することを前提に建設されたため、架線や線路、信号設備等を整備すればいつでも複線化が可能です。しかし利用客の増加に恵まれないため、未だに複線化のめどは立っていません。途中の千葉寺、おゆみ野の各駅は、架線や線路等が片側のホームにしか設置されておらず、反対側のホームは使用されていません(列車の交換も出来ません)。日中の運転本数は毎時3本(約20分間隔)で運行しており、終日京成千葉線の京成津田沼駅まで直通運転を行っています(一部列車は京成本線の上野駅まで直通)。
自動放送面では、千葉中央駅が京成千葉線と同じ「ユニペックス型放送」(簡易放送)、千葉寺~ちはら台の各駅では「永楽型放送」(簡易放送)が使用されています。このうち千葉寺・大森台・おゆみ野の各駅では放送装置が更新され、接近放送の文言が変更されています。
また、線路のポイント(分岐器)が設置してある大森台・学園前・ちはら台の各駅では、出発信号機と連動してスピーカーから発車放送が流れます。発車放送が流れた後、続いて車掌用停止位置付近に設置された電子電鈴より発車ベル(電子ベル)が流れます(車掌向けの信号開通合図用として使用)。
千葉中央駅では発車放送は流れませんが、車掌用停止位置付近に設置された電子電鈴より発車ベル(電子ベル)が流れます(車掌向けの信号開通合図用として使用)。
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