最終更新日:2021年06月28日
いくつかのトンネルを抜けると、千葉県勝浦市の玄関駅にたどり着きます。朝市や漁業の町として栄えてきた街ですが、人口は2万人を割り込み、首都圏でも最も人口が少ない市の一つです。平成28年(2016年)3月のダイヤ改正前までは、朝一番の始発列車(普通千葉行き)が午前4時25分に当駅を発車していました。毎年2月下旬になると「かつうらビックひな祭り」が開催され、特に遠見岬(とみさき)神社の階段に並べられた約1200体の雛壇は多くの観光客を呼び寄せます。
現在の橋上駅舎は昭和57年(1982年)7月に完成し、当時としては南房総で初めての、外房線内では鎌取や土気より4年も早く橋上駅舎が使用されています。近年までホームと改札口、改札口と南口ロータリーを行き来するには長い階段を登らなければいけませんでしたが、平成26年(2014年)12月27日には長年待ち続けていた待望のエレベーターが設置され、使用開始となりました。北口側は民家が数軒ある程度でロータリーや駅前商業施設は整備されず、終電後はコンコース(自由通路)自体が施錠されてしまう為南口との行き来が出来ません。
特急列車を含む全ての電車が停車する他、京葉線経由の通勤快速(土休日は快速)東京行きが1日1本当駅から運行しています(上総一ノ宮までは各駅に停車)。普通電車は上下とも毎時1本停車します(一部の特急列車は当駅から安房鴨川駅間を普通列車として運転)。3番線ホームのすぐ隣には長い留置線が2本あり、コンコースには電光掲示板(発車標)が設置されています。
平成21年(2009年)3月14日より、勝浦駅では自動改札機を設置しています。
・【電光掲示板】・・・ ○(改札口付近)
・【接近表示機】・・・ ×(交換待ちや長時間停車以外は車掌用レピーターを参考)
・【コメント】・・・ 余韻までは鳴動しやすいですが、2コーラス目には入りにくいです。ワンマン列車では駅の発車ベルは扱いません。
かつては「カンノ型」の自動放送が使用されていましたが、平成21年(2009年)2月27日頃に放送装置が更新され、自動放送も「千葉型放送」へ変更されました(簡易放送)。かつて横浜線八王子駅の5番線ホームで聞けた発車メロディー「JR-SH8-1」は、現在では当駅の1番線ホームでしか聞くことが出来ません(自動放送変更以前は1番線下り電車のみ「JR-SH8-1」が流れていましたが、自動放送変更以降は1番線上り電車も「JR-SH8-1」が流れます)。また、自動放送変更以前は発車ベルスイッチを途中で切っても発車メロディーは最後まで流れましたが、自動放送変更以降は途中切りが可能になりました。
放送装置更新に伴い、2・3番線ホームの放送系統が2系統になっています(スピーカーは兼用)。駅事務室からのマイク放送は2番線側の系統から流れ、3番線側の系統はマイク放送の影響を受けません。従ってマイク放送中でも3番線側の自動放送はスピーカーから流れます。また、1番線ホームは駅事務室からのマイク放送よりも自動放送装置の放送が優先されます。
平成21年(2009年)12月3日に訪問した際には、自動放送が「巌根型放送(簡易放送)」へ変更されているのを確認しています。1番線の戸閉放送のみ、「1番線、ドアが閉まります、ご注意ください」と流れるのが特徴でした。
平成22年(2010年)2月10日頃には「外房線PRC型放送」が導入されています。接近チャイムはかつて山手線で使用されていた接近メロディーが流れ、接近放送や次発放送(到着予告放送・発車予告放送)も使用されています。この変更に併せて、早朝・深夜時間帯(始発〜午前6時8分頃までの間と、午後11時頃〜終電までの間)は成田駅と同じく自動放送が流れないようになっていました(発車メロディーは流れます)。また、始発〜午前7時5分頃までの間と、午後9時頃〜終電までの間は夜間音量も設定されています。
平成25年(2013年)10月10日現在では、早朝時間帯でも自動放送が流れるように変更されています。
令和3年(2021年)3月のダイヤ改正より、新型車両「E131系」によるワンマン運転が開始されました。ワンマン列車では駅の発車ベルを扱わない為、発車メロディーが流れません。ワンマン列車発車時は車両側の乗降促進放送等を使用します。
なお、御宿〜勝浦駅間は複線区間、勝浦〜安房鴨川駅間は単線区間となります。
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